健康を取り戻す

スポーツを再開

いつまでも元気

ともに歩む、
健やかな未来

当院では日本整形外科学会専門医が最新機器を用いて診療にあたります。痛みの原因がわからないまま痛み止めを内服しても早く治らなかったり、症状を繰り返します。症状が出現するに至った経緯を評価し、徹底的に原因を追求します。交通事故・労災の治療やリハビリテーションにも力を入れております。

骨粗鬆症

骨が弱くなって折れやすくなり、将来的に要介護や寝たきりになる原因が骨粗鬆症です。予防のためにも、定期的に検査を受けていただき、必要があれば治療を提案いたします。検査は2~3分で終わり、痛みはありません。
治療は注射でおこなう方法や、内服薬でおこなう方法があります。ご年齢や持病によってはメリットとデメリットがありますので、継続できる方法を提案いたします。
閉経後の女性で骨量が気になる方、いままで検査を受けたことのない方など、お早めに検査を受けることをおすすめします。骨粗鬆症は早期診断で予防できる疾患ですし、治療で骨質の改善が期待できます。まずはお気軽にお申し付けください。

腰痛症

腰は上半身と下半身を結ぶ大事な部位ゆえ痛みが生じやすいです。
成長期の腰椎分離症(疲労骨折)、高齢者の腰椎圧迫骨折、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などは検査にて診断がつきますが、このような疾患以外が腰痛の原因になっているケースを多く見受けます。太もも裏(ハムストリング)や腰背筋の柔軟性がなかったり、骨盤や下肢のアライメント異常が原因だったりします。産後に腰痛がなかなか改善しないのも、体型の変化が影響を及ぼすと考えられています。
当院では鎮痛剤を延々と続けることはおすすめせず、腰痛をおこさない体作りに力を入れており、リハビリテーションを提供します。エコーを用いたハイドロリリースや、下肢痛を伴う場合はX線透視装置を用いた神経根ブロック注射をおこないます。

肩こり

肩こりの症状をおこす病気には頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどいろいろなものがありますが、画像検査上は特に異常がない場合も多く見受けられます。
肩こりの症状は腕や肩甲骨を含む背部や胸部にかけて拡がることもあります。
こりが強くなると僧帽筋の中にコリコリとした芯がさわるようになります。
この僧帽筋内の芯はMRIなどの精密検査を使ってもわかりませんが、エコーで動的に観察すると周囲組織と癒着していることがあります。
当院では薬物療養やトリガー注射のみならず、必要に応じて物理療法、リハビリテーションやエコーを用いたハイドロリリースを提供します。

ハイドロリリース

薬液を用いて、筋肉・筋膜・腱・靱帯・神経などの組織を剥離する方法をハイドロリリースと言います。
日々の生活・仕事・スポーツの姿勢や動作により、筋肉の血行不良や炎症が起こり筋膜周囲に癒着が生じます。この癒着が原因で筋膜や皮下神経が引っ張られ、ツッパリ感や痛みが生じます。
癒着している筋膜・神経・靱帯周囲に薬液を注入し、直接癒着を剥離することでツッパリ感や痛みを改善させます。
超音波エコーを用いて原因となっている部位へ正確に注射します。

頚椎症、肩こり肩関節周囲炎(五十肩)、筋膜性腰痛症などの首・肩・腰の痛み、ツッパリ感

大腿四頭筋腱炎、鵞足炎、膝蓋腱炎、アキレス腱炎、足底筋膜炎などの膝・足の痛み、ツッパリ感

ハイドロリリースの効果を保つためには、筋・筋膜・靭帯・神経の状態を良好に保つことが大切です。悪い姿勢や動作を続けていると容易に再発しますので、ストレッチや筋力強化の習慣を身につけることが大切です。

神経根ブロック注射

腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症に伴う殿部や下肢の痛みや、頚椎椎間板ヘルニアに伴う肩甲骨周囲や上肢の痛みに効果が見込めます。

痛み→神経が興奮→筋肉や血管が緊張→痛み増強

痛みの悪循環をブロック注射で断ち切ることで、麻酔がきれても患部の状態が以前よりも改善することが期待できます。エコーやX線透視装置を用いて正確な位置にブロック注射をおこないます。

関節症

関節が摩耗して痛みが生じてしまう疾患を変形性関節症と言います。特に体重がかかりやすい膝や股関節では関節症がおこりやすくなります。
関節症の原因は関節内の炎症です。炎症はアライメント異常や軟骨のかけらが滑膜を刺激することで起こり、サイトカイン(情報伝達物質)が分泌され痛みや腫れが強くなります。この状態の関節はヒアルロン酸などの有効成分が欠乏し、体重を分散させることができず軟骨を損傷するという悪循環を引き起こします。

初期の治療の中心はリハビリテーションです。膝や股関節を支える筋肉を強化し、関節の変形を予防します。また、下肢のアライメントがずれている状態では症状は繰り返され、徐々に状態も悪化しますので、アライメント調整も必要になってきます。
日常生活に支障が出るほど痛みが強い場合は薬物療法を検討します。

膝に水が溜まるほど関節症が進行した場合は、水を抜きヒアルロン酸を注入します。必要に応じてサポーターやインソールの使用をおすすめます。

手術治療をすすめられたが、様々な理由で手術を受けられない場合。色々な治療を試してきたが効果がみられなかった場合。このようなケースでPRP療法(自由診療)で症状の改善が期待できることもございます。

体重が重いと関節痛や関節症の重症化を誘発します。運動しても体重がなかなか落ちなくて困っている方にはGLP-1ダイエット(自由診療)をご案内できます。

スポーツ

打撲や捻挫などの原因がないのに痛くなるのをスポーツ障害と言います。成長期には投球肩、野球肘、テニス肘、腰椎分離症(疲労骨折)、オスグッド病、シーバー病(Sever's Disease)がおこりやすいです。筋肉や腱が骨の成長に伴い引っ張られることが関係しています。
成長スパート期(11歳〜13歳)に骨が急速に伸びると、筋肉や腱の成長が追いつかずスポーツ障害を起こしやすくなります。成長軟骨が減弱部となってオスグッド病を生じます。投球や蹴りなどの捻転動作にも弱く、投球肩、野球肘(離断性骨軟骨炎)、腰椎分離症(疲労骨折)が生じます。
スポーツ障害は安静にすることで一時的に軽快しますが、発症の原因となる軟部組織の緊張をとらなければ再発します。当院では柔軟性の再獲得や筋力強化など、ひとりひとりに合わせたリハビリテーションをおこないスポーツ復帰をサポートします。

思春期・青年期にはスポーツ活動性が上がるため、競技特有のケガがみられるようになります。サッカー、バスケット、バレーボールでは膝前十字靭帯損傷や半月損傷、足関節捻挫・靭帯損傷があります。ラグビーや柔道では肩関節脱臼があり、若年齢での受傷は再発しやすくなります。ハムストリングの肉離れも多くみられます。
この時期のスポーツ障害は、投球肩野球肘(内側側副靭帯損傷)、陸上の足疲労骨折アキレス腱炎、バレーボールのジャンパー膝(膝蓋靭帯炎がみられます。無理な体の使い方が原因となっていることが多いので、当院では“走る” “跳ぶ” “蹴る” “投げる”といった基本的な動作をチェックし再発を予防します。受診が遅れると復帰までの期間が長期化することもありますので、早期の受診をおすすめします。
中高齢者では腱の脆弱化に伴うテニス肘(上腕骨外側上顆炎ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎や、ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎アキレス腱炎がみられます。関節の加齢性変化による疾患では変形性膝関節症半月板損傷があります。これらは一般的な治療に加え、年齢や環境に適したリハビリテーションを丁寧におこないます。

肩サイレント
マニピュレーション

肩痛の原因で多い五十肩は中高年にみられ、肩関節周囲炎とも呼ばれます。原因なく発症することが多く、夜間痛も特徴です。ひどくなると腕を動かしづらくなる凍結肩(肩関節拘縮)になります。
まずは薬物療法、注射やリハビリによる治療をおこないますが、なかなか肩の動きが改善しないこともあります。そのような場合にはサイレントマニピュレーションという方法をおこないます。神経根ブロックをおこなった後に肩を動かすことで、縮んでしまった関節包を剥がし、肩の動きを改善させます。

① 頚部神経根ブロック

エコーを用いて頸部に神経根ブロック注射をおこないます。これにより1〜3時間、肩を動かした際の痛みが無くなります。(一時的に肩や手を動かすことができなくなります。)

② マニピュレーション

固まった肩関節を全方向に動かして、縮んだ関節包を剥がしていきます。これだけではすぐに拘縮状態に戻ってしまいますので、翌日からのリハビリが大切です

③ 三角巾で固定

ブロックの効果が無くなって腕が動くようになるまでは、三角巾で固定します。動くようになれば三角巾は外しても大丈夫です。

④ 翌日からリハビリ開始

翌日からリハビリを開始し、肩を動かしていきます。治療開始後1~3カ月で、多くの方の肩の動きが改善します。
全て保険診療でおこないますので、肩の痛みや動きが悪くなってお困りの方は気軽にご相談下さい。

インソール

靴に装着されている既製のインソールはフラット形状のものが多く、靴内で足が滑り、様々な症状の原因となることがございます。
足にフィットするインソール は足裏から体のバランスを支え、姿勢を整えます。足や膝などの下肢の痛みやストレスを軽減するだけではなく、スポーツでのパフォーマンス向上にも役立ちます。おすすめのインソールを院内でご案内しております。